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いまさら聞けないBIMとは?|2級建築士さん救援企画・確認申請に必須の基礎知識
「BIMって名前は聞いたことあるけど、結局なんなのか説明できない…」
そんな声を2級建築士の方からよく耳にします。
2026年から国土交通省による制度化が本格的にスタートし、確認申請にBIMが使われる時代はもう目前です。
この記事では、いまさら聞けないBIMの基礎から、2級建築士にとっての実務的メリット、そして導入のステップまでをわかりやすく解説します。
「自分の業務にどう関わるのか?」を整理することで、不安を安心に変えていきましょう。
BIMとは?基本の定義をおさらい
BIMとは Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング) の略。
簡単に言うと「建物を三次元でモデリングし、そこに情報を付与して設計から施工・維持管理まで一元化する仕組み」です。
これまでの設計図面は、平面図・立面図・断面図を個別に作成していました。しかしBIMでは、ひとつの3Dモデルから自動的に必要な図面を生成できます。
加えて、面積や体積、建蔽率や容積率などの数値情報、省エネ性能などもモデルに連動するため、整合性の高い設計が可能になります。
CADとの違いは?
従来のCADは「線と面で描いた2次元の図面」がベースです。そのため、平面図を直せば立面図も修正しなければならない…という手間が常にありました。
一方、BIMは「三次元モデル」が基盤。
例えば窓のサイズを変更すれば、立面図・断面図・面積計算まで同時に修正されます。
この“自動連動”こそが、BIMが「設計ミスを減らす」と言われる最大の理由です。
なぜ今BIMが注目されるのか
BIMが急速に注目されているのは、国土交通省が 2026年から段階的にBIM確認申請を導入する と発表しているからです。
これまで図面のやりとりは2Dベースでしたが、これからは「BIMモデルそのもの」を申請に活用する時代になります。
特に木造住宅や小規模建築に携わる2級建築士の方にとっても、BIMは無関係ではありません。
省エネ性能の説明義務化、耐震性能の明確化など、制度と直結する部分でBIMの導入が避けられなくなりつつあります。
2級建築士にとってのメリット
「BIMなんて大規模設計向けでは?」と思う方も多いですが、実は2級建築士にとっても大きなメリットがあります。
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図面作成が効率化:平面・立面・断面が自動生成
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ミスが減る:建蔽率・容積率などの数値がモデルと連動
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省エネ計算もスムーズ:外皮性能や一次エネ計算の一部自動化
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確認申請の精度向上:図面の整合性が高く、申請後の指摘が減少
つまりBIMは、「業務を助けてくれる道具」であり、特に 一人で多くを抱える2級建築士こそ効果を実感しやすいツールなのです。
BIMソフトの種類と特徴
現在、日本で広く利用されているBIMソフトには以下があります。
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ArchiCAD:グラフィソフト社、世界的に普及。意匠設計に強い。
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Revit:オートデスク社、構造や設備も含めた大規模設計に強い。
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アーキトレンド:国内木造住宅向けに特化、確認申請書類に対応しやすい。
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*ホームズ君構造EX:木造構造計算や省エネ計算に強み。
それぞれ導入コスト・学習コストが異なりますが、小規模事務所ならアーキトレンドやホームズ君構造EXから始めるのが現実的です。
(*印は直接ではなく連動出来るソフトです)
実務に取り入れるステップ
BIMを完全に使いこなすのは大変ですが、段階的に取り入れれば現実的です。
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まずは平面図・立面図をBIMで作る
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そこから確認申請用の図書を出力
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慣れてきたら数量拾いや省エネ計算も追加
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最終的に申請をフルBIM化
「一気に全部」ではなく「できるところから少しずつ」で十分。
BIMは「道具」なので、完璧を目指すより 業務効率化につながる部分から導入するのが賢い方法です。
まとめ|BIMは建築士の“救援ツール”
BIMは難しいものではなく、建築士を助けるためのツールです。
2級建築士にとっても、確認申請や省エネ説明に直結するため、制度化前に慣れておくことが大切です。
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