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間取りの失敗例6選|採光不足・回遊動線・収納で後悔しない家づくり
家づくりに失敗したとき、もっとも大きな後悔につながるのは「間取り」です。
設備や内装はあとからリフォームできますが、間取りはそう簡単にやり直せません。
実際にご相談を受けていても「思っていた暮らしと違う」「快適さが足りない」といった悩みは案外多いものです。
本記事では、家づくりの現場で見かける“やっちゃいけない間取り”を6つ紹介します。
単なる失敗例だけでなく「なぜダメなのか」「どんな代替案があるのか」「誰に相談すればいいのか」まで解説します。
1. 採光不足のリビング
相談例
「昼間でもリビングが暗い」「思ったより光が入らない」という声は案外多いものです。
確認申請では採光率の緩和措置があるため、図面上の数値はクリアしていても、実際の暮らしでは暗さに悩むケースがあります。
なぜダメか
採光率は“窓の面積”と“床面積”の比率で計算されますが、太陽の角度や隣家の影、窓の位置によって明るさは変わります。
数値だけでは快適さは保証されません。
代替案
-
南面に大きな窓を設ける
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吹抜けやハイサイドライトで奥まで光を届ける
-
内装を明るい色に仕上げ、光を反射させる
誰に相談すれば?
建築士や設計者に依頼すれば「採光シミュレーション」や「パース」で光の入り方を事前に確認できます。
2. 不要な回遊動線
相談例
「回遊動線を入れて便利にしたかったけど、収納が減った」という声も案外多いです。
SNSや雑誌で流行しているため、必要以上に取り入れてしまうケースがあります。
なぜダメか
生活スタイルに合わないと、無駄な通路が増え、収納や居住スペースを圧迫します。
代替案
-
必要な場所だけに限定する
-
動線はできるだけシンプルにする
-
家事動線を優先して考える
誰に相談すれば?
建築士に“暮らし方ヒアリング”をしてもらい、実生活を想定した間取り検討を行うのがおすすめです。
3. 平屋に塔屋をつけてしまう
相談例
「明るさを確保したくて塔屋をつけたけど、冷暖房が効きにくい」という失敗例があります。
なぜダメか
塔屋や吹抜けは光を取り込みますが、熱が逃げやすく冷暖房効率が悪化します。
結果として、冬は寒く夏は暑い家になってしまいます。
代替案
-
ハイサイドライトやトップライトで採光を確保
-
高性能な断熱材・窓を採用する
-
吹抜けはコンパクトに設計する
誰に相談すれば?
断熱や気密に詳しい専門家に相談することで、光と断熱のバランスをとった設計が可能です。
4. 流行ワードに振り回される間取り
相談例
「スキップフロアを入れたけど掃除が大変」「インナーテラスを作ったけど使わなくなった」というケースがあります。
なぜダメか
流行に流されると、将来的に使いにくくなったり、リフォームで困ったりすることがあります。
代替案
-
流行ワードは参考程度にとどめる
-
本当に必要かどうか冷静に判断する
-
将来の変化に対応できる間取りを選ぶ
誰に相談すれば?
経験豊富な建築士に相談すれば、流行に惑わされず「暮らし優先」の提案を受けられます。
5. 大規模クローゼット=WIC一択の思い込み
相談例
「ウォークインクローゼットを大きく作ったけど、結局使いづらい」という声も案外多いです。
なぜダメか
WICは広さがある分、奥の物が取り出しにくく、動線が無駄になる場合があります。
代替案
-
廊下収納を活用する
-
分散収納で“必要な場所に必要な量”を確保
-
玄関収納やパントリーを組み合わせる
誰に相談すれば?
収納設計に強い建築士に相談すれば、生活動線に沿った効率的な収納計画ができます。
6. リビング中央階段の憧れ
相談例
「リビングの真ん中に階段を置きたい」という希望は根強いですが、間取り全体が歪む原因になりがちです。
なぜダメか
冷暖房効率が悪化し、プライバシーや音の問題も発生します。
代替案
-
階段の位置をずらす
-
スケルトン階段を取り入れて開放感を演出
-
プラン全体を見直す
誰に相談すれば?
建築士に相談することで、無理のない階段計画と暮らしやすさを両立できます。
まとめ:こだわりは大切、でも暮らしを邪魔しないこと
「やっちゃいけない間取り」は、こだわりそのものが悪いのではなく、家の規模や動線を犠牲にしてまで取り入れることが問題です。
代替案は必ず存在しますし、専門家に相談することで失敗は防げます。
次のステップ
-
自分の間取りに不安がある方
-
このこだわりは大丈夫か確認したい方
-
快適さとデザインを両立したい方
ぜひ専門家に相談してください。パースや図面で確認するだけでも安心感が大きく変わります。

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