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2025年3月21日金曜日

今どきの不動産投資家4タイプ!成功事例と一緒に学ぶ"あなたに合った投資スタイル"




不動産投資に興味はあるけれど、「どこから始めたらいいのか分からない」「失敗したくないから一歩が踏み出せない」という方は多いのではないでしょうか?

実は今、不動産投資の世界では、従来のアパート経営や新築ワンルームマンション投資とは異なる、柔軟で多様なスタイルの投資家が増えています。

この記事では、今注目されている4タイプの不動産投資スタイルを、それぞれの特徴と実際の成功事例とともに紹介します。


タイプ1:築古戸建てDIY派

特徴: 少額資金で始められる / 自分でリフォームして利回りUP / 地方や郊外に多い

このタイプの投資家は、築30年以上の空き家や中古戸建てを安価で購入し、自らDIYやリフォームを施して貸し出すことで、高い利回りを狙います。近年では空き家バンクなどを利用し、物件を50万〜200万円台で購入する例も。

成功事例: 30代会社員のAさんは、兵庫県郊外の空き家を80万円で購入。週末にコツコツDIYを重ね、50万円程度で内装を整備。最終的に月額5万円で賃貸に出し、年間家賃収入60万円。2年以内に投資額を回収しました。

こんな人におすすめ:

  • 体を動かすのが好きな人

  • 少額で始めたい人

  • 地方物件に抵抗がない人


タイプ2:法人化して節税&複数棟所有型

特徴: 複数棟を保有しスケールを狙う / 税務戦略を意識 / 銀行融資を活用

法人化によって、不動産所得を効率的に管理・節税しつつ、複数棟のアパート・マンションを購入するタイプです。所得税・住民税の圧縮や、経費計上の幅が広がる点がメリット。

成功事例: 自営業のBさん(年収900万円)は、最初の区分マンション投資をきっかけに法人を設立。法人名義で一棟アパートを購入し、さらに築古物件をリフォームして貸し出すことで3棟目に到達。役員報酬の調整や法人税制を活かし、手残りキャッシュフローを最適化。

こんな人におすすめ:

  • 高所得者(年収700万円以上)

  • 本業と並行してスケールアップしたい人

  • 節税や融資戦略に興味がある人


タイプ3:出口重視の堅実派

特徴: "売れる物件"にこだわる / 都市近郊や好立地を選ぶ / キャピタルゲイン重視

このタイプは、賃貸収益だけでなく"売却時の価値"(出口)を重視します。立地や需要、資産性にこだわり、最初から売却シナリオを設計して投資するのが特徴です。

成功事例: 40代会社員のCさんは、東京都内のファミリー向け中古マンションを約3,000万円で購入。相場より安く購入できたことと、リフォームにより魅力を高め、3年後に4,200万円で売却。賃料収入と合わせて、実質年利15%を実現。

こんな人におすすめ:

  • リスクを抑えて安定運用したい人

  • 売却も見据えて動きたい人

  • 相場や市場分析が好きな人


タイプ4:民泊・短期賃貸系のハイブリッド型

特徴: インバウンド需要を狙う / 高稼働で高収益化 / 規制対応がカギ

観光地や都市部では、Airbnbやマンスリーマンションなど、短期〜中期賃貸のハイブリッド運用が注目されています。管理手間はありますが、稼働率が高ければ高収益に。

成功事例: 元ホテルマンのDさんは、京都市内の築古町家を1,500万円で購入。伝統的な意匠を活かしてリノベーションし、Airbnbで月平均稼働率90%をキープ。コロナ禍明けの観光需要回復により、年間収益は400万円超に。

こんな人におすすめ:

  • 観光や接客に興味がある人

  • 自主管理や運営を楽しめる人

  • 高リターンを狙いたい人


あなたに合ったスタイルを見つけよう

不動産投資には「正解」があるわけではありません。大切なのは、あなたの性格、資金、時間、目指すゴールに合ったスタイルを選ぶことです。

そして、実際に物件を買う前に、信頼できる専門家と相談しながら進めることで、大きな失敗を防ぐことができます。


建築士に直接相談できる!リフォームや再生のアドバイスも

「築古物件を買いたいけど、リフォーム費用が心配...」 「どこまで直せば貸せる状態になるの?」

そんなお悩みには、建築士による低予算リフォーム相談がおすすめです。

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あなたの投資スタイルにぴったりの戦略が見つかりますように。


 

DIYとプロ提案の活用法とは?低コストで空室を埋めるハイブリッド改善術を解説!




「できるだけコストは抑えたいけれど、見た目も良くしたい」
「自分でやれるところはDIYで、でも全部を素人判断で進めるのは不安」
こうした悩みを抱えている賃貸オーナーの方は多いのではないでしょうか。

たとえば、クロスの張替えや棚の設置など、「自分でもできそう」と感じる作業があっても、「デザインの方向性が合っているか分からない」「プロに頼むほどでもないけど不安」という理由で手が止まってしまうことがあります。

そんな時に有効なのが、「DIY+プロ提案」というハイブリッドな方法です。
つまり、“プランニングはプロに、実作業は自分で”という分担スタイルで、費用を抑えつつ、効果的なリフォームが可能になります。

本記事では、「DIY+プロ提案」の具体的な活用方法と、空室対策に成功した事例、注意点を含めた実践術を詳しく解説します。


なぜ今「DIY+プロ提案」が注目されているのか?

近年、空室対策や差別化の手段として「見た目重視」のリフォームが重要視されるようになっています。
一方で、全面リノベーションのような高額な工事は、利回りを圧迫する原因にもなります。

そこで注目されているのが、プロの目線を借りて、実作業をDIYで実行するという合理的な選択肢です。

この方法には、次のようなメリットがあります:

  • 設計・デザインはプロに任せることで、ターゲットに合った魅せ方ができる
  • 工事をDIYで行えば、人件費を大幅に削減できる
  • 自分のペースで、少しずつ改善が可能
  • 成功すれば、他の部屋や物件でも同じ手法が再利用できる

つまり、「センスと技術のいいとこ取り」ができる柔軟な方法として、コストを抑えたいオーナーに非常に適したスタイルなのです。


どんな場面でハイブリッド活用が効果的か?

「DIY+プロ提案」の方法は、すべての物件や状況に向いているわけではありません。
効果が出やすいのは、次のようなパターンです。

✔ 小規模な空室改善に取り組むとき

→ クロス1面だけの貼替えや棚設置など、1〜2日でできる作業

✔ 工具や作業にある程度慣れている人

→ ペンキ塗り・床の貼替え・家具の組立などが苦にならない方

✔ 1棟・複数室を管理しているオーナー

→ 1部屋をモデルルーム的に改善して効果を見てから、他の部屋へ応用できる

✔ 施工業者に頼むほどでもないが、方向性はプロに見てほしいというケース

たとえば、「築25年の1Kマンションで、内装が古くさいけど設備交換するほどではない」といった場面において、プロのアドバイス+自分の手作業で印象を刷新することが可能になります。


DIYで対応しやすい作業と、プロに任せたい部分の見極め方

🔧 DIYで効果が出やすい作業

  • アクセントクロスの貼替え(壁1面など)
  • 床材の貼り替え(クッションフロア・タイルカーペットなど)
  • ペンキ塗装(ドア、棚、窓枠など)
  • カーテンレール・照明器具の取り付け
  • 棚・フック・鏡などの設置
  • デコレーション(観葉植物、額縁、ラグなど)

これらは、特別な資格がなくても自分で対応できる上に、**部屋の印象を大きく左右する「見える部分」**です。

🛠 プロに任せたい部分

  • 水道・電気・ガスなどのライフライン工事
  • 天井や壁の一部解体・間取り変更
  • 建具の調整・交換
  • エアコン・給湯器など設備の入替え
  • 下地や構造の補修作業

これらは資格や専門技術が必要であり、無理にDIYで対応するとトラブルや事故につながる恐れがあります。
ここは無理せず、専門業者に委ねることが大切です。


実例:DIYとプロ提案の組み合わせで空室を解消した事例

🏡 築30年ワンルームマンションの改善事例(オーナーMさん)

背景:

  • 家賃:相場よりやや高め
  • 内装:古くないが、白一色で印象が弱い
  • 反響:ネット閲覧数はあるが内見は少なかった

実施した内容:

  1. デザイン提案を「大工のおっちゃん工房」に依頼
    → ターゲット(20代女性)に合わせた「ナチュラル×カフェ風」提案書を作成してもらう

  2. 提案に基づき、DIYで以下を施工

  • ベッド側の壁を木目調アクセントクロスに変更
  • 照明をライティングレールに交換
  • 古い棚の扉をペンキで塗装し、取っ手を変更
  • 小物・観葉植物・ラグを設置しモデルルーム風に
  1. 仕上がり写真を不動産会社に提供し、ポータルサイトに掲載

結果:

  • 総費用:約4万円(材料+備品)
  • 家賃据え置きで再募集 → 掲載から5日で申込
  • 不動産会社からも「写真が良くて問い合わせが増えた」と評価

**プロに方向性を決めてもらい、実作業は自分で。**このスタイルが初めてのDIY挑戦にも安心感を与えました。


「大工のおっちゃん工房」なら提案だけの依頼が可能!

DIYの設計や方向性に悩んだときは、「大工のおっちゃん工房」のように、現地調査+提案までを専門に行うサービスを活用すると効果的です。

  • 物件ごとの課題や魅力を分析して、見せ方・活かし方を提案
  • ネット完結で依頼でき、施工はオーナー自身や職人さんに任せられる
  • 提案書を見ながらDIY作業が進められるので、迷わず実行できる

DIYで失敗しやすい「方向性のズレ」「ターゲットのミスマッチ」を避けるために、プロ視点のアドバイスを得てから動き出すという順番が、成功率を高めます。


DIYとプロ提案を併用する際の注意点

いくらDIYが自由とはいえ、以下の点に注意することで、よりスムーズに仕上がります。

  • 施工前に工程をしっかり組む(順番を間違えるとやり直しの原因に)
  • 高所・重量物などは無理をしない
  • 不動産会社と事前に連携し、写真撮影・内見に間に合うスケジュールを立てる
  • 入居後の“使いやすさ”も考慮する(収納や導線に配慮)

まとめ

「プロにすべて任せるのはコストがかかる、でも自分で全部考えるのは不安」
そんな悩みを抱える賃貸オーナーにとって、「DIY+プロ提案」のハイブリッド活用法は、非常に現実的で効果的な選択肢です。

ポイントは、“プロに任せるべきところ”と“自分でできるところ”の見極め
方向性をプロに確認してから動くことで、DIYの失敗リスクを減らし、効果を最大化することができます。

空室や反響不足に悩んでいる方は、まずは一部屋から、プロの力を借りて自分で改善に挑戦するところから始めてみてはいかがでしょうか?


 

賃貸物件の空室に悩んだら?プロのデザイン提案を活用する方法を解説!




「内装を変えれば空室は埋まると聞くけれど、どうやって変えればいいのか分からない」
「リフォームに興味はあるけど、費用も高そうだし、何から手をつければいいか迷ってしまう」

そんな不安を抱えたまま、空室が長引いてしまっているオーナーは少なくありません。

たとえば、築30年を超えた物件では「見た目が古い」「競合物件に見劣りする」といった印象から、内見につながらず、募集期間だけが延びていくというケースも珍しくありません。

こうした課題に対して、近年注目されているのが、「プロのデザイン提案を活用する」という方法です。
リフォームや施工をまるごと任せるのではなく、**「提案だけプロに任せて、施工は信頼する職人さんに任せる」**というスタイルが広がっています。

本記事では、プロの目線でのデザイン提案がなぜ効果的なのか、どのように活用すれば空室や収益性の問題を解決できるのか、具体的に解説していきます。


自分で考えるリフォームには限界がある?

最近では、「低予算リフォーム」「DIYでできる改善」などの情報も多く、物件オーナー自身が内装改善を考える機会も増えています。

しかし実際には、「自分で考えても、どこをどう直せば効果的か分からない」「費用をかけたのに反応が悪い」といった声も少なくありません。

これは、次のような理由によるものです。

  • プロではないため、ターゲット層のニーズをつかみにくい
  • 設備や内装の“直しどころ”の優先順位が判断できない
  • トレンドや写真映えなど“選ばれる要素”が抜けてしまう

とくに空室が続いている物件の場合、**「何を変えれば印象が良くなるのか」**がぼやけたままだと、的確な対策が取れず、結果的に家賃を下げるしかなくなってしまうこともあります。


プロのデザイン提案で得られる3つのメリット

ここで有効なのが、「プロのデザイン提案を受ける」という方法です。
単に「おしゃれな内装にする」ことが目的ではなく、現地調査をもとに、費用をかけるべき場所と工夫できるポイントを見極めるプロの視点が役立ちます。

① 現場を見たうえで“効果の出る改善ポイント”を提案してくれる

プロは、間取りや光の入り方、生活動線、設備の状態などを見て、どこを改善すれば印象や住み心地が良くなるかを判断します。

たとえば:

  • クロスや床材の色味バランス
  • キッチン扉の見せ方
  • 間取り変更せずにできる開放感の演出 など

② ターゲットに合わせたデザインを提案できる

入居者の年齢層やライフスタイルによって、好まれるデザインは異なります。
たとえば若年層なら「カフェ風」「コンクリ風」などが人気ですが、ファミリー層には「ナチュラルで清潔感のあるデザイン」が好まれます。

プロの提案では、「誰に貸したいか」に合わせて内装を調整してくれるため、的を外さない投資が可能です。

③ 写真映え・募集効果が高まる

内見数の前に、まず「内覧予約につながる魅力的な写真」が必要です。
プロは、見せ方も考慮してくれるため、ネット掲載時の印象が良くなり、反響アップが期待できます


デザイン提案だけのサービスもある?施工は自分で選べる!

「プロに頼む=施工も全部お願いしなきゃいけない」と思っていませんか?
実は今、「提案だけ受けて、施工は自分の知っている職人さんに頼む」ことができるサービスも増えています。

その代表的な一つが、**『大工のおっちゃん工房』**です。


🛠 大工のおっちゃん工房とは?

  • 物件の現場調査+デザイン提案までを専門に行う会社
  • ネット完結で簡単に依頼できる
  • 施工までは行わないため、普段付き合っている職人さんの仕事を邪魔しない
  • 費用も提案ベースなので、予算の相談がしやすい

こんなオーナーにぴったり!

  • リフォームに興味はあるけど、何を変えればいいか分からない
  • いきなり施工会社に頼むのは不安
  • いつもの職人さんと組んで進めたい
  • 賃貸物件をもっと魅力的にして差別化したい

こんな流れで活用できます:

  1. 物件の写真・図面を共有して相談(ネットで完結)
  2. 必要に応じて現地調査 → 状況を把握
  3. ターゲットや競合エリアをふまえた提案書を受け取る
  4. 提案内容をもとに、いつもの施工業者さんへ発注
  5. 施工完了後は、写真映えする仕上がりで募集開始!

実際に「提案活用→家賃アップ」に成功したオーナーの声

🏡 事例:築31年 1LDK → 提案活用で+3000円の家賃アップ

空室期間:6か月以上
改善内容(提案に基づき実施):

  • 壁一面にグレージュのアクセントクロス
  • キッチン扉に木目シート貼付+取っ手変更
  • 照明をLEDペンダントライトに交換

工事費用:約18万円(いつもの工務店へ依頼)
家賃:以前より3000円アップで募集 → 3週間で申込

「どこにお金をかければいいか分かるだけで、こんなに変わるとは思いませんでした。普段の職人さんと連携して進められたのも助かりました」


プロに相談するときのポイントと注意点

✅ 希望ターゲットを明確に伝える

「単身女性向け」「カップル層」「学生」など、想定している入居者層を伝えると、より的確な提案が受けられます。

✅ 施工は“自由に選べる”かを確認する

提案だけに特化しているサービスであれば、強引な施工契約などの心配は不要です。

✅ 複数のプランを比較できると安心

予算に合わせて、プランA(最低限)〜C(しっかり改善)まで段階提案があると、判断しやすくなります。


まとめ

原状回復やリフォームは、空室対策として必要不可欠ですが、「どこをどう直せばいいのか」は誰もが悩むところです。

そんなときこそ、プロのデザイン提案をうまく活用することで、“ムダのない改善”と“確かな効果”を両立することができます。

提案だけの利用が可能な**「大工のおっちゃん工房」**のようなサービスなら、今の人間関係や施工環境を大切にしながら、物件の魅力を最大限に引き出すサポートが受けられます。

次の原状回復やリフォームのタイミングで、まずはプロの視点を取り入れてみることから始めてみてはいかがでしょうか?


 

築30年でも満室に!デザインリフォームで空室解消した実例集


 

「築30年を超えた物件、もう古いから家賃を下げるしかない」と感じていませんか?
確かに、築年数が経過した物件は、見た目や設備の古さから敬遠されがちで、なかなか空室が埋まらず悩むオーナーも多いでしょう。

しかし、築年数だけであきらめるのは早すぎます。
実際には、デザインリフォームを施すことで、築30年以上の物件でも満室経営に回復させた事例が数多く存在します。

本記事では、築30年超えの賃貸物件が、デザインの力でどのように空室を解消し、入居率や家賃を改善できたのかを、具体的な事例をもとにご紹介します。

「古いからダメ」と考えるのではなく、「古くても選ばれる物件」に変えるためのヒントがきっと見つかるはずです。


なぜ築古でも“デザイン”で勝てるのか?

築年数が経った物件は、建物の構造そのものを大きく変えることは難しいですが、内装のデザインで印象をガラッと変えることは可能です

現在の入居者、とくに若年層や単身者層は、**築年数よりも「見た目」や「雰囲気」「清潔感」**を重視する傾向にあります。

たとえば、同じ30年以上の物件でも「真っ白で無個性な部屋」と「木目や黒を基調にした落ち着きのある部屋」では、選ばれる確率に大きな差が出ます。

また、写真映え・SNS映えするような内装は、ネット掲載時の閲覧数や反響にも大きく影響します。

「築古=不利」という固定観念を捨て、トレンドと差別化を意識したデザインを取り入れることで、空室を埋めるチャンスは大いにあるのです。


実例①:和室から北欧風ワンルームへ(築32年アパート)

埼玉県にある築32年の木造アパート。和室+DKという昔ながらの間取りで、内見者から「古い」「イメージがわかない」という声が多く、長らく空室が続いていました。

オーナーは、3室あるうちの1室を試験的にリフォーム。畳を撤去し、ナチュラル系のフローリングへ変更。壁紙には白とグレーの組み合わせを採用し、北欧風の明るいワンルームに仕上げました。

照明もライティングレールに変更し、より現代的な印象に。

結果:

  • 総リフォーム費用:約25万円
  • 家賃変更なし
  • 募集から10日で申込、他の2室も同様に改修 → 3か月で満室

ポイント
「1室だけ改装→反応を見る」という段階的な戦略が功を奏し、少ないリスクで結果を得ることに成功しました。


実例②:“カフェ風キッチン”で女性人気UP(築35年マンション)

東京都内の築35年、駅徒歩7分の1K物件。利便性は良いものの、キッチンが昔ながらの2口ガスコンロ付きミニキッチンで、印象が悪く空室が続いていました。

オーナーはキッチンを取り替えるのではなく、扉に木目調のシートを貼り、取っ手を真鍮風に交換。背面にタイル調のアクセントクロスを貼り、「カフェ風の空間」に。

洗面台も鏡の周りに木枠を設置し、ナチュラルで統一感あるデザインに仕上げました。

結果:

  • 総費用:約18万円(設備交換なし)
  • 家賃:+2000円で設定
  • 募集開始から1週間で20代女性より申込

ポイント
コストを抑えつつ、女性目線の「おしゃれ・清潔感・居心地」に重点を置いたことで、物件の価値が伝わりやすくなりました。


実例③:モノトーン×コンクリ風で若年層狙い(築30年アパート)

大阪の郊外にある築30年の1Kアパート。家賃は相場よりも低めに設定していたものの、内見後の申込が入らない状態が続いていました。

オーナーは思い切って、壁紙をコンクリート調、床をブラックウッドに変更。キッチンの壁面には黒板クロスを採用し、無機質ながらスタイリッシュなデザインへ。

内装写真を映えるように撮影し、不動産ポータルサイトに掲載したところ、アクセス数が一気に増加。

結果:

  • 総費用:約28万円
  • 家賃:据え置き
  • 公開3日で内見希望10件 → 5日で成約

ポイント
デザインと写真の工夫により「ネット集客力」が向上。内見につながる力が大幅に強化されました。


実例④:ファミリー向けの“木質ナチュラル”改装(築33年団地型マンション)

神奈川県内、築33年のファミリー向け3DK。以前は和室×2+洋室の古い間取りで、室内も暗く、長期空室が続いていました。

オーナーは、和室を撤去し、2LDKへと変更。LDKの壁面に木目のアクセントクロスを貼り、床もナチュラルオーク調に変更。照明はダウンライトを導入し、明るく広く見せる工夫を行いました。

結果:

  • 総費用:約45万円
  • 家賃:+5000円
  • 募集から3週間で成約 → 半年後には全室満室に

ポイント
間取り変更まではしない簡易工事でも、イメージを大きく変えることが可能。ファミリー層には「安心感」や「清潔感」が強い訴求材料となります。


実例⑤:テレワーク対応“1畳書斎”を新設(築36年マンション)

在宅勤務が定着しつつある中、築古物件の差別化として「ワークスペース」の設置に挑戦した事例。

対象は、駅徒歩10分の1LDK。居室の一角にデスクと棚を組み合わせた1畳分の書斎スペースを新設。コンセントや照明も専用に配置し、「ワークブース付き」として募集。

結果:

  • 総費用:約30万円
  • 家賃:+3000円で設定
  • 掲載初週で反響10件 → 20代会社員が成約

ポイント
「機能性+デザイン」の両立によって、築古でも入居者のライフスタイルに合った提案ができるようになります。


築古物件でも選ばれるためのポイントとは?

これらの事例に共通するのは、**築年数をカバーする“印象”と“アイデア”**に力を入れている点です。

選ばれるための工夫は、以下の通りです。

  • ターゲット層(若者・女性・ファミリー)を明確にする
  • “おしゃれ”だけでなく“暮らしやすさ”も考える
  • 写真映えを意識した内装にする
  • 設備交換ではなく“魅せ方の工夫”で差をつける
  • 段階的に導入し、リスクを抑えて効果を検証する

築30年でも、しっかりデザイン戦略を立てれば、入居率も家賃も回復させることができるのです。


まとめ

築古物件は不利、という時代は終わりつつあります。
**「古い=味」「古い=手が加えられる余地」**と捉え、デザインで差別化する視点が求められています。

本記事では、築30年以上の物件でも満室を実現したデザインリフォームの実例を紹介しました。費用を抑えつつ、印象を刷新することで、賃貸経営の未来が変わる可能性があります。

まずは、自分の物件に合った小さな改善から始めてみてください。

急上昇トレンド

現場を知らない建築士が増える時代に、伝えたいこと ― 大工の棟梁であり、1級建築士である私から ―

こんにちは。 私は、大工の棟梁として現場に立ち続けながら、同時に1級建築士として設計にも関わってきました。 一見すると正反対のように見える「手を動かす職人」と「机上で図面を描く建築士」。 そのどちらにも本気で向き合ってきたからこそ、伝えたいことがあります。 それは、 図面...